宿題を多く出してしまうなかすけです。
子どもたちに宿題を出すとき、「量を減らしてほしい」と言われることはないですか?
実は、子どもを納得させ、思い通りの量の宿題を出す方法があります。それが、ドア・イン・ザ・フェイステクニックを使った方法です。
この方法は、返報性の法則「先生が宿題を減らしてくれたから、僕たちも頑張らなくちゃ!」という子どもの心理が生まれるから成り立つものです。
私は、何度もこのテクニックを使ってきましたが、子どもたちもすんなりと納得してくれることが多いと感じています。
この記事では、ドア・イン・ザ・フェイスと学級経営の関連を踏まえ、どのような声掛けをすべきかを書きたいと思います。
この記事を読むことで、子どもとのかかわり方を学び、学級経営に活かしてもらえたらと思います。
結論は、ドア・イン・ザ・フェイスを利用することで、子どもも教師も納得したうえで宿題の量を調節することができるということです。
ドア・イン・ザ・フェイスとは
ドアインザフェイスは、日常生活から営業活動まで、あらゆる場面で使えます。
小学校の学級経営にも生かしていくことができます。
親は「ダメだ」という。(断る)
子は、100円のお菓子をねだる。(小さな要求)
親は「それなら買ってあげる」という。(承諾)
教師としての立ち振る舞いをしっかりとしていきましょう。
宿題とドア・イン・ザ・フェイスの関係
子どもたちに宿題を出す場面でこのドア・イン・ザ・フェイスのテクニックを使うのです。
教師がやらせたい宿題はドリル1ページだとします。
子ども「えー、きつそうだな。量が多いな。」
先生「そうか、それなら1ページでいいから丁寧にやってきなさい。」
子ども「ラッキー。」
このようなやり取りが想像されます。
お互いに気持ちがよく、また、子どもたちの宿題のやる気も下げません。
ドア・イン・ザ・フェイスの注意点
①使いすぎない
毎日のようにこの方法を使っていると、効き目が低くなってしまいます。
特別感があることが大切です。
子どもたちの感情と様子を的確に観察し、使い時を考えましょう。
②大きな要求は子どもの許容範囲ギリギリまで
大きな要求をするときは、子どもがギリギリできるけど嫌だなっと感じる要求にしましょう。
要求が子どもの許容範囲を超えていると、要求を断る断らない以前に「無理」と拒否反応が出てしまいます。
子どもたちが「要求を断る」ということが重要なのです。
まとめ
ドア・イン・ザ・フェイステクニックを利用することで、子どもも教師も納得したうえで宿題の量を調節することができることが理解できたでしょうか。
実際に教育現場では、教師が一方的に宿題を出し、子どもたちに苦しい思いをさせていることがあります。
お互いに納得した(納得させている)宿題の量になれば気持ちがよいでしょう。
お互いに納得する、そのような気持ちで上手に学級経営をしていけば、教師も子どもも楽しく学校生活が送れるようになると思います。
教師として、まずはドア・イン・ザ・フェイステクニックを上手に使いましょう。
頑張りましょう。
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