小さなタスクを コツコツと こなすのが好きな なかすけです。
学級経営をしていくうえで、子どもたちの意欲を継続させるのはとても難しいですよね。
そんなときは目標の欲求勾配仮説を使うことがおすすめです。
目標の欲求勾配仮説とは
「目標の欲求勾配仮説」とは
目標達成に近づくほど、その目標の価値が高まり、やる気がわいてくること。
(株式会社西東社 「なるほど!」とわかるマンガはじめての心理学より)
目標達成に近づくほど、その目標の価値が高まり、やる気がわいてくること。
(株式会社西東社 「なるほど!」とわかるマンガはじめての心理学より)
具体的にマラソン大会をイメージしてください。
①スタートしたばかりのときに応援される。
②ゴール直前で応援される。
①②どちらが頑張る気持ちが沸きますか?
私はゴールが目の前にあった方が頑張る気持ちになり、ラストスパートを掛けたくなります。
ほとんどの人が同じような気持ちではないでしょうか。この気持ちになることが目標の欲求勾配仮説です。
この心理を利用することで、学級をまとめていくのです。
学級での使用として
学級で生活する1年間で考えると、進級や卒業のある年度末がゴールだと捉えたくなります。
目標の欲求勾配仮説を使用するときは、小さなゴールをたくさん持つことを意識してください。
運動会まで、夏休みまで、9月まで、冬休みまでなど区切りをはっきりさせます。
そして、そこまでに何を達成するのか、どんな目標を持つのかを考えていきます。
いきなり、「卒業・進級を見据えろ」と言われても意識できません。だからこそ「4月中にどんなことができるのか」「運動会までに学級をどうしたいのか」など、細かく区切って目標を立てることで子どもたちが意欲を高めながら生活ができるのです。
この積み重ねを続けていくことで学級としての成熟が進んでいきます。
全てスモールステップで学校の生活を進めていくことで子どもの負担が減ります。
具体例
・小学校6年生で漢字を181字覚えなければいけない。
→ひと月に15文字漢字を覚えればいい。
→2日に1文字漢字を覚えられたらいい。
・運動会まであと30日ダンスを頑張って練習しよう!!
→あと5日でダンスの振り付けを覚えよう。次の5日で隊形移動を覚えよう。
→3日で手の振りは完璧にしよう。
スモールステップを具体的に示すことで、意欲的に行動することができます。
目標が視覚化されていることで子どもの意欲が高まっていくと思います。
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