ディドロ効果を利用することで子どもの活動意欲(やる気)を高める学級経営術!!

学級運営

ポケモン(赤)の図鑑151匹コンプリートしたことがあるなかすけです。

あなたはこんなときどんな気持ちですか。

・集めている漫画(全20巻)の13巻だけがない。
・上下セットのナイキの服を買った。靴は?

多分漫画の13巻がない場合は13巻を買ってコンプリートしますよね。

ナイキの服を買った場合は靴もナイキにしたいですよね。

実は、このそろえたくなってしまう心理を「ディドロ効果」といいます。

このディドロ効果を学級経営や授業に利用して、子どもたちの活動意欲(やる気)を高めていく方法があるのです。

私は、学習カードを利用して子どもたちの活動意欲(やる気)を高めていました。

この記事では、心理学(ディドロ効果)との関連を踏まえた学級経営の方法を書きたいと思います。

この記事を読むことで、子どもとのかかわり方を学び、学級経営に活かしてもらえたらと思います。

結論は、心理学(ディドロ効果)を利用することで、子どもたちの活動意欲(やる気)を高めることができるということです。



ディドロ効果とは

  • 新しいものを基準とし、一貫性や統一感を求める心理
  • 一貫性の原理にしたがって行動するという人の心理
  • 生活の中の一部の価値が上がると、その他の物も同等の価値に揃えたくなると言う心理

学習カードとディドロ効果の関係

体育でよく使われる学習カードの中に縄跳びカードやマラソンカードなどがあります。跳べた数や運動場を走った周回数をカードにぬっていきます。

このぬっていく作業は子どもたちにディドロ効果をもたらしています。

縄跳びでは、一つの技ができるようになれば、その技の記録をどんどん伸ばしていきたいと思ったり、できない技のマスをぬってすべての技をコンプリートしたいという気持ちになったりします。

マラソンでは、10周ごとにシールを貼るなど工夫をすることで、シールをコンプリートしたいという気持ちになり、毎日運動場を走る意欲に変わっていくのです。

学習カードの作成や活用の仕方、シールの利用などディドロ効果を意識してみてください。

子どもの動きが想像できてくるのではないでしょうか。

学級経営とディドロ効果の関係

学習カードだけではなく学級経営の中でも工夫してディドロ効果をつかうことで子どもたちの動きが大きく変わってきます。
例えば、学級で1日の目標を3つ立てます。
①朝の挨拶を元気よくする。 →簡単な目標
②給食を残さない。     →簡単な目標
③1分前着席をする。    →頑張らせたい目標
これを視覚化し、子どもの目につきやすいところに掲示します。
学級の実態に合わせて①②を簡単な目標にします。
そして、③を頑張らせたい目標とします。
1日の生活の中で、①②に花丸を付け、声掛けをすると、子どもたちは③の目標を達成させ、3つの目標をコンプリートしたくなるのです。これがディドロ効果を活用したテクニックです。
子どもは、目標達成のために自分たちで声を掛けたり、意識をしたりします。
ぜひ試してください。

まとめ

ディドロ効果を利用することで、子どもたちの活動意欲(やる気)を高めることができることが理解できたでしょうか。

実際に大人でも子どもでも中途半端は少し気持ちが悪かったり、ものを集め出したらコンプリートさせたいという思いを持ったりするものです。

その気持ちを、上手に学級経営に活かしていくことができれば、教師も子どもも楽しく学校生活が送れるようになると思います。

教師として、まずはディドロ効果を意識することで子どもたちの動きが見えてくると思います。

頑張りましょう。

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