社会的比較を上手に活用し、自己評価を高くすることで能力を向上させよう。

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他人と比較して劣等感を持ってしまうことが多いなかすけです。

テストの点数や仕事の能力など他人と比べることはよくありますよね。

他人と比べて劣等感をもったり、やる気を失ってしまうことはありませんか。

「自分よりできている」「全くいい成績が取れなかった」とネガティブになってばかりではもったいないです。

この記事を読んで、「社会的比較」を理解し、上手に使えるようになれば、他人と比較することで、自分の評価を高めたり、やる気を高めたりすることができるようになります。

 

まずは「社会的比較」を理解しましょう。



社会的比較とは

社会的比較とは
周囲の人々と自分を比較することで、自身の社会における位置を確かめること。「人間は自分の意見や能力、感情が社会的に適切かどうかの評価を求める」という前提にもとづく。
(徹底図解 社会心理学 新星出版社より)
ここから分かるように、人は他人と比較したがるものなのです。
そして評価を求めるものなのです。
人が自分について客観的に判断ができない時に他人と比較します。
これを論じたフェイスティンガーという人は、人は妥当な評価をしやすいように、自分と似た他人を選ぶという仮説を立てました。

下方比較と上方比較

想像してみてください。

もしテストで50点を取ったときあなたはどんな人と点数を比較しますか。

自分より点数が高い人ですか?

それとも自分より点数が低い人ですか?

これにも言葉があります。

下方比較
テストが50点の場合、自分より低い人と比べて「自分はまだましな方だ」と思うこと。
上方比較
テストが50点の場合、自分より高い人と比べ「もっと頑張ろう」と思うこと。
下方比較は自分の自尊心を気づ付けないようにすることができます。
自分より下の人がいることで自己評価も維持することができます。
上方比較は、自分より上の人とくらべることでやる気を引き出すことができます。

陥りやすい状況

下方比較しかしない

自分より点数の低い人を探し、「自分はましだ」と思い自分の気持ちを落ち着かせることは時には必要です。

しかし毎回下の人ばかりと比較していたら自分の成長はそこで止まってしまいます。

上方比較をして劣等感を感じる

自分よりできる人と比較することはとても大切です。

しかし、比較したことによって自分が劣等感を感じてばかりいては意味がありません。

比較を上手に利用すること

意識してほしいことは、上方比較をするということです。
自分よりできる人と比べ、自分自身がもっと頑張ろうという気持ちをもつことが大切です。
フェイスティンガーの仮説のように、自分と似た他人を選ぶということを意識してください。
50点のテストの例でいえば、100点の人と比べるのではなく、55点の人と比べるのです。
身近な目標、身近なライバルを探していくことで自分のやる気を奮い立たせていくことができると思います。
社会的比較を有効に使って、自分自身の能力や評価を高めていきましょう。

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