学級だよりを出すメリット・デメリット!!教師の資質能力につなげる。

学級運営

こんにちは。

学級だよりを毎週出すと宣言してしまい苦しい思いをしたことがあるなかすけです。

学級だよりを書くのは慣れていないと、とても大変ですよね。

ここでいう学級だよりとは、月に一度出す行事やお知らせを出すお便り(学年だより)ではなく、学級の様子や授業の様子などを出すお便り(学級だより)のことを指します。

担任の裁量によって出す先生・出さない先生がいるのではないでしょうか。

最近ではほかの業務も忙しく、出さない先生も増えてきたように思います。その反面、毎日のように出している先生やすべて手書きで出している先生なんかもいるようです。

今回は学級だよりを出すことによるメリット・デメリットを考えたいと思います。

メリット

児童の様子を振り返ることができる

学校であった児童とのやり取りや児童の言動を教師自身が振り返ることができます。

忙しくあわただしい毎日を過ごしていると、その日にあった児童の現れを流してしまったり、忘れてしまったりすることが多いです。

1週間に1度学級だよりを出すのであれば、その時に児童の様子をしっかり思いだしながら書き留めていくことができると思います。

行動所見などに書く時にもここで書き留めておいたことが使えることがあります。

保護者に学校の様子が伝えられる

児童の様子を知りたいという保護者はとても多いです。年に数回しかない参観会だけでは日ごろの様子は伝わりません。行事で学校に来る保護者もいますが、日ごろの様子とは全く違います。

学校の様子を伝える手段として学級だよりは有効的です。

普段の学級の写真や授業の様子を書いていくだけで喜んでくれる保護者も多いです。

学級だよりは保護者からの信頼をつかむために使える手段として有効ですね

教師としての資質向上につながる

授業の中で学習が深まった場面を書いていくと、自分の授業の振り返りができます。

「教師のどんな発問で児童のどんな発言が生まれたのか」「児童と児童がどのように発言をつないだのか」など見えてくるものがあると思います。

授業を振り返ること(省察する)ことが資質能力の向上につながると思います。

私は、授業で児童の思考が深まったと感じたときは学級だよりを出そうと努力しています。

子どもたちの頑張りが記録としても残るので一石二鳥だと考えています。

デメリット

時間がかかる

学級だよりを書くことは、通常の事務作業にプラスして仕事をすことになります。1枚の学級だよりを書くのにネタを収集したり、書いたりすることにとても時間がかかります。

慣れるまでが本当に苦しいのです。

慣れてくればあっという間に書けるとは思いますが、それよりも優先して行う仕事はないのか、しっかりと考えなければいけません。

全児童への配慮が必要

学級だよりに児童の名前を載せることもあると思います。(許可を取ったうえで。)

いい発言をする子やみんなの手本となるような行動をする子は比較的同じ子になってしまうことはありませんか。そのため、多くの子のいろいろな場面をしっかりと見てあげないといけませんね。

同じ子ばかり学級だよりにのっていると、他の児童にとは、差別していると感じらることもあるでしょう。

内容に誤りがあった場合は、保護者からのクレームにつながることもあるかもしれません。しっかりと内容を精査して書いていきましょう。

私は、集合写真を載せたり、全員の作品を載せたりと工夫をしていました。

個人的な意見の押し付けになってしまわないか

学習が深まる場面を載せると書きましたが、本当に正しいのかということです。

授業研究をしていく中で自分なりの「納得解」があると思います。しかしそれが本当に合っているのか分かりません。教師の考える良い授業と保護者の考えるよい授業にズレがあるかもしれません。

学級だよりの内容が、教師の思いや価値観の押し付けにならないように注意しないといけません。

「教師の常識は世間の非常識」と言われないように書く内容を検討していきましょう。

最後に

学級だよりのメリット・デメリットを書いてきましたが、私はメリットの方が大きいと思っています。

自分自身の振り返りをすることで教師としての資質能力の成長につながると感じています。

保護者と学級だよりを通して交流が増えることもありました。また学級だよりを楽しみにしている児童もいました。

無理をしないで、余裕ができたときに書いてみるという程度ではじめてみるのもいいと思います。

一歩踏み出して新たな挑戦をすることで教師としての資質能力が高まるかもしれません。頑張りましょう。

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