教師の言葉には大きな影響力がある。子どもを服従させてはいけない!!(アイヒマン実験より)

学級運営

「娘に○○しないとおもちゃ取り上げるよ。」と命令してしまい反省しているなかすけです。

学校現場で教師の指示で子どもが子どもを注意している場面を見たことがありませんか。

子ども同士の関係性がよく、うまく回るのであれば問題ないと思います。

しかしその注意が過剰になってしまい、雰囲気が悪くなってしまうことがあります。

教師の言葉が子どもに大きな影響を与え、子どもが教師に服従している形になってしまっています。



服従とは

服従とは、権威者からの命令や要請に対して、それが自分の意志に反した内容であっても従うこと。服従する原因として、権威者からの罰への恐怖、権威者への責任転嫁などがあると考えられる。   (徹底図解 社会心理学 新星出版社より)

アイヒマン実験とは

教師役と生徒役に分かれます。
生徒役が問題に間違えるたびに教師役は生徒役への罰として電気ショックを与えるように実験者から命じられるというものです。教師役の人が実験者にどこまで服従するのか、どこまで強い電気ショックを与えるのかを調べたものです。
この結果半数以上の人が最大の電気ショックを与えたという結果が出ています。

この結果から分かることとして、子どもが教師に服従していると教師の間違った言葉でも子どもは行動に移してしまうということが分かります。

教育現場でのあつかい

学校現場でのあつかいとして、この社会心理学は使用するのではなく教師が理解するべきものだと考えます。

年齢の違い、教師と子どもという立場の違いなどから教師は必然的に権威者になってしまうのです。

「教師の言葉で子どもたちを服従させてしまうことがある」ということをしっかりと理解してください。

「教師の言葉一つ一つがとても重たいものである」ことを分かってください。

教師は子どもと同じ目線まで自分自身を落として子どもと関わってほしいと思います。

やるべきこと、よいこと、悪いことなど子どもと一緒に考えられるように意識してほしいです。

まとめ

教師が引っ張る学級経営、教師が子どもをコントロールして(服従させて)いる学級経営は外から見たらとても良いまとまった学級に見えます。しかし、子どもたちの思いとして雰囲気の悪い学級、居場所のない学級になってしまいます。

教師の言葉一つ一つが大きな影響力をもつことを理解して、子どもの目線までレベルを落としたかかわり方ができるようにしていきましょう。

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