類似性の法則の応用!!教師に親近感を抱かせ、興味や信頼をよせる学級経営法。

学級運営

自分に似た雰囲気の人が好きになるなかすけです。

学級で子どもたちはいろいろなグループを作ります。

そのグループは性格的に似た子どもたちで集まっていることが多くありませんか?

 

実は、人が人とかかわる中で、自分に似ている人に興味や信頼をよせる心理学があるのです。

それは、「類似性の法則」というものです。

 

この記事では、教師が学級経営を行う上で類似性の法則を活用する方法について書きたいと思います。

この記事を読むことで、子どもとのかかわり方を学び、学級経営に活かしてもらえたらと思います。

結論として、類似性の法則を応用することで、子どもが教師に親近感を抱き、興味や信頼をよせることができるのです。



類似性の法則とは

自分と共通点のある人に親近感を抱くという心理効果

「類は友を呼ぶ」と言われるように、自分と同じ好みや考え方を持っている人に好意を抱きます。

他にも「似たもの夫婦」という言葉もありますね。

 

初対面の人と共通の話題があると親近感を覚えた経験はありませんか。

例えば(大人の例)
・同じスポーツをしていた
・同じ出身地
・好きなものが一緒
・考え方が似ている
・星座が同じ
・干支が同じ
・血液型が同じ
・学力が近い(同じ高校・大学)
・人種       など
私は海外旅行に行ったとき、日本人がいるととてもうれしくなった記憶があります。
教員になってからは、出身高校が同じ先生に対して親近感がわいた経験もあります。

学級経営で使える類似性の法則

この類似性の法則を応用し、学級経営に生かしていく具体例を紹介します。

この効果を応用するというのは、児童が教師を見て似ている部分があると感じてもらえるようにするということです。

子どもの好きなことを把握すること
→野球が好きな子に対して、プロ野球の話を振る
同じ趣味を持っていると感じる子どもは、親近感を覚えます。
そして、教師に対する安心感や興味を持つようになるかもしれません。
教師は多趣味でいる方が子どもとの話が上手にできると思います。
子どもの失敗に対して先生の失敗談を話す
→同じような失敗をしていることで親近感を覚える
先生も同じような失敗をしているんだという子どもの安心感につながります。
子どもの話を共感的に聞く
→共感してもらえることは自分を理解してもらえているという印象を与える
共感は相手にとって安心感も与えます。
相手の発言を真似るテクニックとして「バックトラッキング」というものがあります。
話した言葉を「おうむ返し」していく方法です。
自分を理解しているという感覚から、類似性の法則が成り立ちます。

できるだけ自己開示をする
→自己開示から子どもが教師との共通性を見つける

自己開示は類似性の法則にも有効です。

自己開示についてはこちらを読んでみてください。

 

類似性の法則の注意点

似ていることで嫌な気持ちを持つ人もいることは理解をしていてください。

類似性を作ろうと相手の真似ばかりしていたらいい気持ちはしませんよね。

 

まとめ

類似性の法則を応用することで、子どもが教師に親近感を抱き、興味や信頼をよせるようになるのです。

・多趣味になること

・共感的に聞くこと

・自己開示をすること

など

類似性の法則を応用して、子どもにとって教師が近しい存在となることで、よりよい学級経営をしてください。

 

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