こんにちは。
よく人と比べて劣等感を感じるなかすけです。
学校には多くの調査依頼がきますよね。
全国的に行われている調査は、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」「全国学力・学習状況調査」があります。
他にも、
市から依頼された調査
県から依頼された調査
運動面や学力面を調査するものが多くあります。
このような調査を行うと結果を気にして練習を何度もさせたり、対策問題を解かせたりしている教師の姿をよく見かけます。しかし本当にそれでいいのでしょうか。
調査のために必死になる教師はどんな目的を持っているのでしょうか。
・記録が低いことで指導力がないと思われたくない。
・昨年度よりも記録が低いと恥ずかしい。
・何とか底上げをしなくては。
しかしその考えは間違いだったということを言いたいです。
毎年毎年子どもの実態は違います。昨年度の子どもと比較するのはおかしな話です。
比較するのであれば子ども本人の過去と未来で比較してほしいと思います。
調査で出た結果をしっかりと受け止めて、これからの学習や運動に生かしていくことが大切なのだと思います。
・調査のための指導は本来は必要ないのです。
そこからその子たちに足りないことを教師と子ども本人が気づき改善していくことをしていけばいいと思います。
年度初めにできなかったことが年度末にはできるようになっていたという姿が本来求めている姿です。
調査がゴールではなく
調査をスタートにする。
この気持ちを持って調査をしていけば教師の負担も減るのではないでしょうか。
過去のニュース
過去とある市では全国学力・学習状況調査の結果を教員の人事評価に反映させる制度を創設しようとしていたり、独自のテストを校長の評価に反映させる新たな人事評価制度が検討されたりしています。
他の県でも、全国学力・学習状況調査の結果が平均点以下の学校の校長名が公表されそうになったといったニュースもありました。
このようなことをしてしまうと、子どもの学力向上ではなく、テストのための学習、テストで点を取るためのスキルを教えているだけになってしまうと思います。ただの詰め込み教育に戻ってしまう危険性さえあります。
何のための調査なのか本質がぶれてしまっているように感じました。
子どもがよりよく成長できるようにすること、本当の学力を高めることが大切なのです。
それなのに教師の給料が削られたり、名前が公表されたりとプレッシャーを与えられるのは理解ができません。
他者と比べることを全く必要ないとは言いませんが、まずは自分自身の過去未来で比べていけるようにしていきましょう。
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