道徳授業おすすめ絵本 高学年「ヤクーバとライオン(2)信頼」

道徳

道徳は教科化となりました。そのため教科書を使って授業を行うことがほとんどです。

しかし、私は絵本を使った道徳がとても好きでした。

前回このような記事を書きました。

 

今日は、この続編の絵本になります。

この本でも子どもたちが深く考え議論しすることができました。

その本は、
「ヤクーバとライオン (2) 信頼 」ティエリー・デデュー【講談社の翻訳絵本】

です。この絵本で、6年生に授業を行いました。



ヤクーバとライオン(2) 信頼のあらすじ

1巻でヤクーバと戦ったライオンは、群れのリーダーとしての責任を背負い、ヤクーバの住む村へ向かう。

牛の世話を仕事とするヤクーバ。ヤクーバはライオンに向かって帰るように手で合図をする。ヤクーバには牛を守る責任がある。

ライオンも群れを背負った責任から引き返すことはできない。

ヤクーバとライオンは戦いを始める。「任務と任務のぶつかりあい」である。

しかしヤクーバもライオンもお互いに自分が勝とうとは思っていない「見せかけの戦い」であった。

1巻での出来事からお互いに信頼しているのだろう。

内容項目の指導の観点

・B(7)親切,思いやり

・B(8)感謝

・B(10)友情,信頼

・B(11)相互理解,寛容

などの内容項目として授業ができると考えられます。

授業の様子

牛を守る責任と群れのリーダーとしての責任、ヤクーバとライオンには守らなければいけないものがある。

しかし、それ以上に二人の間には固い絆、信頼関係が築かれている。

 

授業の中では、信頼とは何なのかについて子どもたちと話し合いました。

なぜここまで強い信頼関係が築けていたのか。

子どもたちの疑問や気になったところをピックアップしながら全体で話しました。

 

自分の気持ちと重ね合わせたり、行動によるその後の影響を話したりしました。

最後には、ライオンのその後の行動にも注目し、ライオンの気持ちを掘り下げました。

まとめ

絵本には、とても大きな力があります。

「ヤクーバとライオン(1)勇気」の続編「ヤクーバとライオン(2)信頼」であったので、読み聞かせの段階から子どもたちが絵本に引き込まれていく様子が見えました。

その後のライオンの行方が気になる子も出てきました。

道徳の授業として子どもたちからの評判もとても良かったです。

1巻と2巻で話が続いているので、できるだけ連続して授業が行えるといいと思います。

1度この絵本を手に取ってみて、授業を計画してみてください。

間違いのない教材だと私はお勧めします。

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