限定品に弱いなかすけです。
「先着5人までシールをあげるよ。」というと子どもたちのやる気が変わったという経験をした先生は多いのではないでしょうか。
物で釣っているから当たり前と思うかもしれませんね。
実は、これにはある心理学が関係しているのです。
その心理学は、スノップ効果というものです。
この記事では、スノップ効果を学級経営の中で利用する方法を書きたいと思います。
この記事を読むことで、子どもとのかかわり方を学び、学級経営に活かしてもらえたらと思います。
結論は、スノップ効果を利用することで、子どもたちの意欲を高めていくことができるということです。
スノップ効果とは
アメリカのハーヴェイ・ライベンシュタインが1950年に提唱しました。
限定性や希少性に価値を感じること。簡単に入手できないほど需要が増し、誰でも簡単に入手できるようになると需要が減少すること。
この効果は、多くの場所で目にすることがあります。
例えば学校現場以外では
- 販売数の限定
・・・任天堂switch限定10台 - 期間の限定
・・・特別価格は今週日曜日まで - 地域限定
・・・〇〇県限定ご当地グッズ
この効果を学校現場にいかしていくことで子どもの意欲も変わってくるのです。
スノップ効果と逆の効果「バンドワゴン効果」(多数と思われる意見や行動に個人の意見や行動が引きずられる心理現象です。人は、間違いを避けるために無意識に他者の意見や行動を基準にして判断したり、決定したりすることがある。)も見てください。
学校で使えるスノップ効果
このスノップ効果を利用し、学級経営生かしていく具体例を紹介します。
限定の品を考える。
・賞状をつくる。
・先着○名にシールをあげる。
・賞状をつくる。
・先着○名にシールをあげる。
特別授業を設定する
・いつも行っている授業を別の先生にお願いする。
・運動場で国語の授業を行う。
・体育館で算数の授業を行う。
・いつも行っている授業を別の先生にお願いする。
・運動場で国語の授業を行う。
・体育館で算数の授業を行う。
期間限定を設定する。
・書き取り頑張り週間。ポイント2倍。
・書き取り頑張り週間。ポイント2倍。
このように子どもたちが特別感を抱けるような状況を作っていくことでスノップ効果が利用できるのです。
スノップ効果の注意点
スノップ効果の利用の注意点です。
先着○名など人数を限定してしまうため、学級の不公平感が出る。
特別授業や期間限定を多用すると特別感がなくなってしまう。限定性や希少性が薄れてしまう。
このスノップ効果を利用するときは、子どもたちの様子を見て利用するタイミングを考えてください。
まとめ
スノップ効果を利用することで、子どもたちの意欲は変わってくるでしょう。
教師として、スノップ効果を利用するタイミングを考えることがとても重要です。
授業の流れがマンネリ化してしまったときや学級全体の意欲が低下しているときなどを見極めて利用しましょう。
スノップ効果を利用してよりよい学級経営をしてください。
コメント