
オンライン授業は準備が大変!!
夏休み明けからオンライン授業で学校が始まった地域があります。
感染拡大を防ぐためにもあらゆる手段を取らなければいけません。
しかし多くの教師からオンライン授業に対する意見が上がっています。
前例のない取り組みであるため、試行錯誤しながら進めている教師の姿があります。
今回はオンライン授業を進めるにあたり、感じていることをまとめてみたいと思います。
オンライン授業の種類
まずは、オンライン授業の種類ごとの特徴やメリット・デメリットを確認します。
非同期型授業(録画方式)
教師が作成した動画を配信する形式のオンライン授業です。
児童は、その動画を視聴し、授業を受けます。
・自分の好きなタイミングで授業が受けられる。
・動画を見直すことができる。
・一時停止などを活用してノートを取ることができる。
・個人での作業になってしまう。
・子どもの時間管理ができない。
同期型授業(双方向参加型)
同期型授業は、リアルタイムで授業が進むオンライン授業です。
「ZOOM」などを使用することでお互いの顔を見ながら授業が進められます。
・お互いの顔を見ることができる。
・話し合いなどの活動を取り入れることができる。
・子どもの様子を見ながら授業が進められる。
・その場で質問が受けられる。
・機器のトラブルがあると授業が受けられなくなる。
・時間が決められてしまう。
現職教員が思うこと
オンライン授業は同期型がいい
通常であれば学校に登校している時間は、同じような流れをオンラインでも取った方がいいと感じています。
非同期型の授業にしてしまうと、日中はゲームなどをして過ごし、夜中に授業を受ける子どもも出てしまうかもしれません。
日ごろの生活リズムを整えることや教師や友達と顔を合わせることがとても大切だと思います。
授業準備が難しい
小学校は、まだ担任制です。一人の教師が多くの授業を行います。
そのような中で授業動画や授業教材を毎日何本も作り上げるのは難しいと感じています。
授業準備以外にも子どもたちの健康状態の確認など新たな業務が増えています。
ただでさえ現場は忙しくしています。
国や県、または市など大きな括りで授業動画を作成してほしい
基本となる授業動画を作成してもらいたいです。
その教材を使って各教師はその学校や児童に合わせた授業展開を行うことができます。
2.の授業準備のところに繋がりますが、教師の負担も軽減されると思います。
保護者の協力が不可欠
オンライン授業では、保護者の協力が必要です。
教師は画面越しでしか指導することができません。
学校で対面で会っているときよりも関係が希薄になってしまっています。
授業の悩みや生活の不安を保護者が積極的に子どもと関わってほしいです。
遊びをたくさん取り入れたい
今までの学校の授業をイメージしてはいけないと思っています。
慣れない環境やストレスがたまる生活が続いています。
学習の中に遊びを取り入れることでリフレッシュすること、オンライン授業になれることが大切だと感じています。
まとめ
今回、現職教員としての意見をいくつか書きました。これは個人的な意見ということをご理解ください。
コロナウィルスの感染拡大がこれからも増え続けるのであれば、オンライン授業の必要性は高まると思います。
教師として何をすべきか考え、この危機を乗り越えなければいけません。
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