関西の人は全員面白いという思い込みをしているなかすけです。
「医者の息子だから優秀」「関西の子は面白い」など勝手な思い込みをしていることはありませんか。
実は、これは人の心理として、名前が付けられているのです。
それが、「ステレオタイプ」です。
この心理は、教師の行動に、とても大きな影響を与えているのです。
この記事では、ステレオタイプと学級経営の関連を踏まえ、書きたいと思います。
この記事を読むことで、心理テクニックを使った子どもとのかかわり方を学び、学級経営に活かしてもらえたらと思います。
結論は、ステレオタイプを理解することで、教師が児童と接するときの考え方が変わってきます。
今回は、学校現場の中で特に気を付けるべき場面を考えたいと思います。
ステレオタイプとは
その他の例として
・日本人は協調性がある。(国籍に関係すること)
・男は○○だ。女は○○だ。(性別に関係すること)
・都会の人は冷たい。(地域に関係すること)
特に気を付けなければいけない4月
特に気を付けなければいけないのは新しく学年をもった4月です。
担任は前担任から子どもたちの様子は事前に聞いています。
申し送りをされると、
「Bさんは物静かで控えめな子」
「C君はやんちゃで問題を起こすことが多い」
など多くの情報を聞くことになります。
しかし、その話だけをうのみにして児童を見てしまうとステレオタイプの状況に陥ってしまいます。
上の例では、C君が問題児としてあげられていましたが、本当にそうでしょうか?私はC君をはじめから問題児として見たくはありません。
児童と先生の関係には「合う」「合わない」があります。
担任が変われば子どもの変わる可能性があるのです。
子どもたち一人一人としっかり関わり、どんな子か知っていきましょう。
そして、一人一人の子どもと信頼関係を作っていきましょう。
教師として子どもたちをステレオタイプで見ないようにしていきましょう。
次に気を付けなければいけない9月
夏休みが明けて子どもたちが一回り成長したこの9月も気をつけましょう。
4月から7月までの生活で、教師と子どもたちの関係性ができていると思います。
この関係性の中に、ステレオタイプが生まれていることがあります。
例えば、教師の周りに集まってくる活発な子たちは教師の印象もよくなりがちです。
逆に教師には近づかない静かな子たちは、あまり印象のない状況になってしまいます。
4月は前担任と子どもたちの「合う」「合わない」を考えましたが、9月は自分自身と子どもたちの「合う」「合わない」を考えましょう。「合わない」子に対してステレオタイプであったのか、本当に合わないのか考えましょう。
教師は合わない子であっても「公平」に「平等」に子どもたちと接っしなければいけません。
まとめ
今までの教員生活をふり返り、ステレオタイプで児童を見てしまっていた部分を思い出す人もいるのではないでしょうか。客観的に児童を見ることが必要だということが理解できると思います。
教師として、今までの言動をもう一度ふり返らないといけません。
ステレオタイプは無意識に行われることが多いので、意識して自分を見つめ直してください。
教師としての立ち振る舞いをしっかりとしていきましょう。
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