プラシーボ効果を利用することで子どもの安心感を高める学級経営術!!

学級運営

酔い止めの成分を聞いて驚きを隠せなかったなかすけです。

低学年を担任すると小さなすり傷で泣いている子がよくいませんか?

実は、教師が対応せずに保健室に送ることが最善の方法なのです。

なぜなら、保健室で丁寧な対応を受けることで安心感が増すからです。また保護者からのクレームを回避することにも役立つのです。

私は養護教諭と連携をし、あえて保健室に送ることで子どもたちの安心感を高めていました。

この記事では、心理学(プラシーボ効果)との関連を踏まえ、あえて保健室に送ることのメリットを書きたいと思います。

この記事を読むことで、子どもとのかかわり方を学び、学級経営に活かしてもらえたらと思います。

結論は、心理学(プラシーボ効果)を利用することで、子どもの安心感を高めることができるということです。



プラシーボ効果とは

プラセボ(偽薬)と言う、効き目ある成分が何も入っていないくすりを服用しても、患者さん自身が、自分が飲んでいるくすりは効き目があると思い込むことで、病気の症状が改善することがあります。これをプラセボ効果と呼んでいます。治験ではこれを科学的に証明するために、場合によっては有効成分を含まないプラセボ(偽薬)を服用していただくことがあります。効き目のないものを服用して症状が悪化したらと不安に思われるかも知れませんが、医師や治験に関わる人が慎重に患者さんの様子を確認しており、変化が見られたら直ぐに適切な処置することになっています。
参照: www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/tiken/allotment/tiken/tiken20.html

保健室とプラシーボ効果の関係

腹痛などの症状があっても保健室は病院ではないので内服薬を出すことができません。

また怪我をしても保健室は病院ではないので怪我の治療をするのではなく応急手当てを行うのです。

実際に治療しなくても養護教諭に話を聞いてもらうだけで安心して体調や状態がよくなることがあります。

これらの対応がプラシーボ効果なのです。

保健室は、子どもたちの心のケアや健康観察は業務の一つなのです。

学級経営と保健室

子どもが怪我をしたり体調が悪い時は保健室で見てもらうことを積極的に進めます。
そのためには、養護教諭としっかりと連携を取らなければいけません。
連携が取れていなかったり、担任の方針と養護教諭の方針がズレてしまったりすると「〇〇先生のクラスは保健室を利用しすぎ」といったことを言われかねません。実際保健室の負担を増やしてしまっていることには変わりありません。
養護教諭とは仲良くしましょう。

保護者との関係

また小さなことでも保健室で見てもらったということは、保護者にとっても安心感につながります。保健室を利用せず教師が全て対応しようとすると「体調が悪いのに保健室に行かせなかった」などのクレームにつながることもあるので気を付けましょう。
保健室で見てもらったという事実が大切なのです。

まとめ

保健室は子どもたちに対して適切な処置をしています。

心のケアや子どもたちのことをやさしく見守ってくれています。

担任はしっかりと保健室と連携を取りながら子どもたちの安心感を高めてほしいと思います。

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