ひそひそ話をされると耳がダンボになるなかすけです。
休み時間や授業中でも学級が騒がしくなることはありませんか?
多くの人がそれぞれに雑談している中でも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは自然と聞き取ることができていますよね。
実は、人には自分に必要な事だけを選んで聞き取ったり、見たりする脳の働きがあるのです。
それは、「カクテルパーティー効果」というものです。
この記事では、教師が学級経営を行う上でカクテルパーティー効果を活用する方法について書きたいと思います。
この記事を読むことで、子どもとのかかわり方を学び、学級経営に活かしてもらえたらと思います。
結論として、カクテルパーティー効果を応用することで、子どもが教師に注目するようになり、教師の伝えたいことを的確に伝えることができるのです。
カクテルパーティー効果とは
カクテルパーティー効果は、心理学者のコリン・チェリーという人が提唱しました。
実験では、対象者がヘッドホンをして片方の耳に意識を集中すると、意識を集中していない方の耳からは音が聞こえなくなったというものです。
学校でこんな経験がある人はいませんか。
学級経営で使えるカクテルパーティー効果
このカクテルパーティー効果を応用し、学級経営に生かしていく具体例を紹介します。
アメリカで行われた実験では、男女の被験者に15分間普通に会話をする場合と、15分間に相手の名前を繰り返し呼ぶようにした場合を比較したものがあります。
この実験の結果、意識的に名前を呼ぶ方が、親しみやすさや良い印象が強くなったそうです。
教師が意識的に名前を呼ぶことで、呼ばれた児童の意識が教師に向くこと、名前を呼ばれ続けることで親しみやすくなることが言えます。
・ゲームの話
・人気のアニメの話
・有名人の話
・成績の話
カクテルパーティー効果を利用したレクリエーション
①数人の児童を前に出し、一人一人お題を与えます。
②「せーの」でそのお題を言ってもらいます。
③そのほかの子には、誰が何を言ったかを紙に書いてもらいます。
④答え合わせをします。
多くの言葉がある中で特定の誰かの言葉を意識して聞くことは、カクテルパーティー効果です。グループでやったりするのも面白いかもしれません。
まとめ
カクテルパーティー効果を応用することで、子どもが教師に注目するようになり、教師の伝えたいことを的確に伝えることができるのです。さらに親しみを持ってもらうこともできます。
カクテルパーティー効果を応用して、児童の意識を教師に集め、よりよい学級経営をしてください。
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