3月26日から文部科学省の「#教師のバトン」プロジェクトが始まりました。
#教師のバトン プロジェクト 参加方法🙌
①Twitter公開アカウントをお持ちの方は、#教師のバトン をつけて取組をツイート!
②Twitter公開アカウントをお持ちでない方は、こちらの特設フォームから取組を投稿!
特設フォーム→https://t.co/oBwCnbz3LQ pic.twitter.com/5XYt93LsVV— #教師のバトンプロジェクト【文部科学省】 (@teachers_baton) March 26, 2021
文部科学省の目的として、多くのツイートを元に
・時代の変化に応じた質の高い教師を確保すること
・より一層の働き方改革の推進や処遇の在り方の検討を進めること
・現職の教師が前向きに取り組んでいる姿を知ってもらうこと
のようです。しかしこれに関するツイートが炎上しているような気がします。
教師の不満が多く発信されているように感じました。
不満の数々を簡単に紹介します。
休みが取りづらい
家庭の事情であっても休みが取れないということがある。
休みを取ることに文句を言われたり、嫌な顔をされることがある。
新年度になり、は約13日ほどの年次有給休暇が消滅した。
年間で7日間しか取れなかったのかー。
つらい。何が働きかた改革だよ。#教師のバトン— 陸の上の先生 (@teacher_riku) April 3, 2021
残業代が払われない(給特法)
どれだけ残業しても残業代は払われない(給特法)。月に80時間以上働いている。
部活動だってほとんどがボランティア。
この春、教員辞めました。
残業100時間なんて、当たり前。それが当たり前だから、誰も改善しようなんて気づきもしない。
夜7時から、自分の本当にやりたい明日の授業の準備が始め、深夜12時半、12時間後には給食食べてる時間やなー、と思いながら学校閉めて帰る…そんな日々— ゆ〜ひ (@TAYPMnDPE8Qlce1) April 8, 2021
休憩時間がない
休憩時間はあるが、休憩なんかしてられない。
休憩していたらさぼっているように見られる。
#教師のバトン
出勤 7時
退勤 21時
基本的に休憩なしです。
小学校勤務、初任者で1年目、まだ4日目でこの状況です。もう限界です。
助けてください。— ゆううつ君@初任者 (@jtaigadlyuie) April 6, 2021
勤務時間
勤務開始時間よりも前に子どもたちが登校してくることが当たり前にある。
勤務時間内に終わるような仕事量ではない。
勤務時間8:15〜16:45
7:45生徒登校
8:15職員朝会
8:25朝学習朝学活
1〜6時間目毎時間授業
給食
15:30帰り学活掃除
15:50掃除教室整備
〜18:00部活休憩取る時間は?授業準備する時間は?行事準備?校務分掌?
これで16:45以降は自主的残業と言われるんだからたまったもんじゃないです#教師のバトン— つ ん (@ayanatototo) April 9, 2021
免許更新制
免許更新のために自腹で講義を受けに行かなければならない。
その講義は現場で使えるものはほとんどない。
#教師のバトン
教師は、資質向上のため10年に一度免許更新する制度があります。
更新しないと職を失いますが、期限が迫っても通知はありません。
また、受講には数万円《自腹で》かかり、夏休みなどの落ち着いて事務作業や教材研究できる期間に何日もかけて受講します。
そんなバトンをどうぞ。— ゆー (@HBJ6sqvE1tAoNcX) April 8, 2021
まとめ
このプロジェクトの真意は分かりません。このような批判が飛び交うとは考えていなかったのかもしれません。
#教師のバトン
教師という仕事がどれだけ大変なものか多くの教師が示している。これが働き方改革の推進や処遇の在り方の検討を進めることにつながってほしい。
文科省の求めているものは、教師の魅力だろう。しかしそれ以上に改善するべきことが多いことが明確になった。— なかすけ@小学校教諭 (@eduedumo) March 28, 2021
「教員の苦労が明確になったこと」「ツイートを通して教員一人一人が直接文部科学省に訴えたこと」が大きなことだと感じます。
これをきっかけに教員の働き方改革や職場環境が大きく変わることを願います。
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