こんにちは。
大学生の時はゲームばかりやっていたなかすけです。
学級に言葉遣いが悪い子や友達に暴力的な子どもはいませんか?
実は、子どもたちの問題行動が増えているのにはある心理が働いているからかもしれません。
それが「観察学習(モデリング)」というものです。
子どもはゲームや漫画が大好きですよね。そのゲームや漫画の影響を受けて、学級が荒れてしまうことがあるのです。
観察学習(モデリング)によって、子どもの気持ちが大きく変わり、言動に表れているのかもしれません。
実際に、今人気のゲームは「フォートナイト」や「荒野行動」などの対戦型のゲームが多いことがあげられます。またボイスチャットなどがあるため、見ず知らずの人の汚い言葉などを耳にすることも多い環境が作られてしまっています。(※「フォートナイト」や「荒野行動」を否定するものではありません。)
この記事を読むと、観察学習(モデリング)が理解でき、学級経営に活かすことができます。
結論として、保護者との連携を通して、子ども自身に自らの言動を考えさせる時間を取ることや子どもの手本となる教師の言動を意識することで、子どもの行動を改善していくことができるということです。
観察学習とは
・友達の行動
・教師の行動
・テレビから
も学習していることはとても多いのです。
観察学習(モデリング)の実験
学校現場では
学校現場では、ゲームの影響を受けた子どもたちが多くいます。
特に流行っていたのは「フォートナイト」というゲームです。
ゲーム内容としては、100人がフィールドに送られ、武器を使って相手を倒すものです。
そのゲームの中では、ボイスチャット機能があり、友達同士または見ず知らずの人の暴力的な言葉を日ごろから聞くことになります。
そのため、学校でも暴力的な言葉が多く聞かれるようになっていったのです。
ゲームの中の行動や周りの言葉を観察学習してしまっているのです。
汚い言葉が飛び交うのは学級として、いいことではありません。
保護者からは「最近、言葉遣いが悪い。その原因はゲームだと思う。」といった話を聞くこともあります。
対応策は
対応策として、「ゲームをやめさせる」ことが一番だと思うのですが、逆効果になってしまう場合あります。(カリギュラ効果)。
ゲームのやり方、時間を保護者とともに確認していくことがまずは第一歩だと思います。
そして、汚い言葉を使うことに対して子どもたちに考えさせる必要があるのです。
その言葉を使ったときに相手はどんな気持ちになるのか、自分が言われたらどうなのか振り返る時間をもたせることが必要です。
実際に子どもたちは自分がどのような言葉遣いをしているのか客観的に自分を見ていません。
一度外から自分を見つめる機会をもつことが必要です。
そのために保護者と連携を取り、学校での様子や家での様子をしっかりと共有していくことが重要になります。
また、教師自身の言葉遣いをいつも以上に丁寧に使っていくことが求められます。
教師がよい手本となることで観察学習(モデリング)させるのです。
学校の環境や家庭の環境を正していくことで、少しずつでも子どもの攻撃的な部分を減らしていきましょう。
最後に、環境面を直していく心理学として「割れ窓理論」も見てください。
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