道徳の授業で使えそうな絵本を見つけたよ。
道徳は教科化となりました。
そのため教科書を使って授業を行うことがほとんどです。
しかし、私は絵本を使った道徳がとても好きです。
今回紹介する本は、
です。
この絵本は、中学年(3年生・4年生)に向けて授業を行うといいと思います。
「むれ」のあらすじ
多種多様な”むれ”。
その”むれ”の中に一匹だけ仲間はずれがいるのです。
ひつじのむれの中に、毛のない一匹のひつじ。
魚にむれの中に、骨になっている一匹の魚。
ありのむれの中に、逆を向いている一匹のあり。
(絵本を読み進める中で子どもたちは夢中になって仲間はずれを探すでしょう。)
しかし最後には・・・・。
多様性について考えることができるメッセージが込められています。
「第12回MOE絵本屋さん大賞2019」新人賞第1位
「第3回未来屋えほん大賞」第3位
「第7回積文館グループ絵本大賞」第1位
内容項目の指導の観点
・B(11)相互理解,寛容
の内容項目として授業ができると考えられます。
授業の進め方
導入
①読み聞かせをする。(途中まで)
まずは絵本を読み聞かせします。
間違い探しのように、むれから外れている1匹に焦点がいくように工夫して読みましょう。
プロジェクターなどで大きくして読んでもいいかもしれません。
読み聞かせは、ありのむれまでで止めます。
②自己をふり返る。
自分自身が学級というむれの中で皆とは違うところはないか探します。
ワークシートなどを利用して書かせます。
ポジティブな面もネガティブな面もたくさんの意見が出るようにしましょう。
展開
③子供の意見を深堀する。
「むれ」の内容と合わせて、ネガティブな面を強調しながら子どもの思いを聞いていきます。
④「むれ」の続きを読む。
続きを読むときには、細かくどんなありがいるのかゆっくりと進めてください。
⑤もう一度自分自身について振り返る。
まとめ
⑥友達のよさを認めあう。
最後には、多様性を認めていくことを学級で共通理解したいです。
ひとりひとり特徴がありポジティブな面もネガティブな面も持っています。
それを認め、よりよいクラスになるように。
まとめ
絵本には、とても大きな力があります。
「むれ」は、大人が読んでも考えさせられる絵本です。
感性豊かな子どもたちならなおさらでしょう。
1度この絵本を手に取ってみて、授業を計画してみてください。
間違いのない教材だと私はお勧めします。
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