修学旅行や宿泊体験はとてもドキドキしていたなかすけです。
子ども時代を思い返してみてください。修学旅行はドキドキしませんでしたか。始めていく場所、学級の友達と行けるという高揚感はありませんでしたか。宿泊をするという特別感など多くの感情があったと思います。
このような子どもの感情を理解して行動するだけで、教師の魅力がアップするということを紹介します。
今回紹介する心理学は「つり橋効果」というものです。
つり橋実験とは
揺れるつり橋と、安定した橋の上でインタビューをします。そして、「研究の詳細に興味があれば連絡をください」といって電話番号を渡し、連絡を待ちます。
この結果、電話をかけてきた人数は、つり橋の方が格段に高くなっていたというものです。
この結果、電話をかけてきた人数は、つり橋の方が格段に高くなっていたというものです。
これを「つり橋効果」と言います。
また、情動の2要因理論によって証明することができます。
情動の2要因理論とは
つり橋実験での様子をイメージしてください。
生理的喚起→ドキドキする
要因の認知→①橋がぐらぐらする
②女性に会った
情動 →①橋に対するドキドキ
②女性に対するドキドキ
生理的喚起→ドキドキする
要因の認知→①橋がぐらぐらする
②女性に会った
情動 →①橋に対するドキドキ
②女性に対するドキドキ
このように、ドキドキするというような生理的喚起が起きると、今置かれている状況の中に要因を見つけようとします。そしてそこで感じた情動を関連付けようとします。
そのため、橋が揺れてドキドキしていた感情と女性への感情を勘違いし、行為を抱いていると思ってしまうのです。
教師の魅力をアップさせるために
この「つり橋効果」を有効に使うことで教師の魅力がアップします。
この実験を見て分かったと思いますが、子どもたちがドキドキしているタイミングで上手な関りをしていくことがポイントです。
修学旅行や宿泊体験は、子どもにとって特別な行事です。教師が活動の中で子どもたちを褒め、認めていくことが必要です。
最終日の解散前の教師の言葉で「今まで私が担任してきた中で君たちが一番修学旅行(宿泊体験)を楽しんでいたと思う。私自身も楽しかった。本当に良い思い出をありがとう。私はこのクラスのよさをとても感じている。ずっとこのクラスのままでいたいと思うくらい。これからは卒業(進級)に向けて一緒にもっと多くの思い出を作っていけたらと思っている。」と言ったことを伝えられたら、子どもたちの心に残るのではないかと考えている。
意識する必要はないともいますが、「つり橋効果」を理解していると、子どもたちへメッセージを伝えるタイミングが変わり、教師の魅力もアップすると思います。
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