「ゲインロス効果」を利用した学級経営!!子どもが教師に抱く印象を大きく変える方法。

学級運営

あまりギャップのないなかすけです。

いつもニコニコ笑っている先生が怒ったときはとても怖く感じますよね。

 

実はこれには心理学が隠れているのです。それが「ゲインロス効果」です。

 

「ゲインロス効果」を利用することで、相手に与える影響を大きく変えることができるのです。

 

この記事では、「ゲインロス効果」の具体例や学級経営に活かしていく方法を教えます。

 

この記事を読むと、「ゲインロス効果」が理解でき、子どもが教師に抱く印象を大きく変えることができます。そして学級経営に活かすことができます。



「ゲインロス効果」とは

ゲインロス効果とは、人の心理状況において、プラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に影響を与える度合いが大きくなること

相手に対して、最初にマイナスの印象を与え、その後にプラスの印象を与えることで、より良い好印象を抱かせることができるのです。

「ゲインロス効果」の具体例

①「怖そうな人」が実は「優しい」
②厳しい上司の優しい言葉
③真面目な人の悪い行動
①怖そうだと思っていた人が話してみたらとても優しい人だった。悪い印象からよい印象へのギャップがあることで、「優しそうな人が優しかった」という状況以上に好印象を与えることができます。
②いつも厳しい上司が優しい言葉をかけてくることで、常日頃とにギャップを感じます。このギャップがあるため、優しい言葉の重みが変わったように感じられるのです。
③真面目な人が悪い行動をとっていたとなると、今までのイメージとのギャップが生まれます。そのため、常日頃から悪いことをしている人以上に悪い印象を与えてしまうのです。

「ゲインロス効果」と学級経営

「ゲインロス効果」を学級経営に活かしていくためにできることを考えていきましょう。

そのためにまずは自分自身がどのような立場にいるのか子どもたちにどのような印象をもたれているのかを自己理解をする必要があります。

・優しい先生
・こわい先生
・面白い先生
・真面目な先生
・控えめな先生
・得意な教科
・苦手な教科 など

ここから「ゲインロス効果」を利用していくのです。

こわい先生と思われているのならば、優しい面を十分に見せてください。
「ゲインロス効果」でめちゃめちゃ優しい先生という印象になります。
真面目な先生と思われているのならば、意識して面白いことをやってください。
「ゲインロス効果」でめちゃめちゃ面白い先生という印象になります。
優しい先生と思われているのならば、叱るときはズバッとってみてください。
「ゲインロス効果」で怒ると怖いという印象になります。

このようにギャップを作っていくことが子どもたちにとって大きな印象を与えます。

できるだけマイナス面をプラス面に変えていくことができるとよいと思います。

 

「ゲインロス効果」の注意点

①ギャップが大きすぎると逆効果になる。

①例えば、いつも物静かな先生が元気に活動しているとギャップはあるのですが、子どもたちはどっちの先生が本当の姿なのか困惑してしまいます。

まとめ

「ゲインロス効果」を理解し、活用することで、教師が子どもたちに与える影響が大きく変化することが分かってもらえたでしょうか。

教師として、まずは自分自身の性格や立ち位置をしっかりと理解していくことが大切です。

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